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西にやたらと来るので、西に向かわせるキャラを多めに ただし南側からも敵が一体ほどやってくるので、そいつはマーガスでフォローしておこう 東南側の部隊はケイ1人で裁くのが吉。その場合は攻撃力を高めておかないと最初の3体が1度に倒せず泣きを見る。 (参考までにLv13・赤銅の指輪装備・スキル武の真髄Lv4で1ターンキルできるようになった) ケイのレベルが満たない場合はアンセムを同行させるといい。 6章「赤き獅子」とは違い、村人が全員離脱する前にクリアしても海賊の島へは進める 村人全員を助けると海賊の島へ 隣接会話 |主人公⇔アンセム ケイ⇔アウル マーガス⇔サシャ サシャ⇔マリー 隠しアイテム |左下たるの上で「蜜桃の甘露」 overwhelming victory |小さな金塊×2 ロカの有機果汁×1 月光草の滴×1 月光草の朝露×2
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長いSSは、専用のまとめページを作って一章ごとにページを作って、まとめページに貼ってください。 注意書き等のために無駄なページは使用しないでください。あとがきの際は、右上のラインを引くボタンをぽちっとな! してからだと分かりやすいですよ。 LINK RING このSSは、カップリング要素としてはマスメイが成立してますが、 他にも、ハクカイ、カイミク、ネル→レン、レンリンなど、いろいろ入ってます。苦手な方はお気を付けて。 あひるの他の作品はこちら マスターの場合 ハクの場合 ミクの場合 KAITOの場合 レンの場合 ネルの場合 MEIKOの場合 リンの場合
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雨竜院雨弓 ■キャラクター名:雨竜院雨弓 ■キャラクター名読み:うりゅういん あゆみ ■性別:男性 応援画像 キャラクター設定 雨を司る一族・雨竜院家の長子。27歳。 2mを軽く超える筋肉質な体躯にザンバラ髪、整った部類の顔立ちをしているが、厳つい印象で見られることが多い。 警視庁「兵課」に属する魔人警官で階級は巡査長。 「兵課」は課を超えて通常の警察の職務では解決出来ない問題を実力で強引に解決するための人員が集められており、構成員のほとんどが魔人。 その存在は秘匿とされていて、雨弓も表向きは交通課所属になっている。 魔人としても規格外の身体能力と精妙を極める傘術で圧倒的な戦闘力を誇るが、デスクワークは苦手。 性格は鷹揚で面倒見が良く、あまり上下関係にも拘らない人当たりがいい人物。 その一方強者との戦闘に快楽を見出す戦闘狂で、魔人警官になったのもそれ故。最近は丸くなっていたが、パンデミック後にとある映画を使って人々を洗脳していた宗教団体との戦いの中でその映画を見てしまい、劇中で印象的に使われていた「本当を生きる」というフレーズに感化され、自分に正直に戦いを楽しもうと大会への参加を決める。 「身体スキル」:【デカくてゴツい】【強い速い硬い】 「知的スキル」:【大雑把】【温厚】【戦闘狂】 「固有スキル」:【睫毛の虹[魔]】【傘術】 「オプション」:【武傘「九頭龍」】【ロケットペンダント】 武傘「九頭龍」 雨弓の使う武傘。彼の体格に合わせているため、普通の傘よりはかなり長い。 耐火性、耐熱性に優れ、ダイヤモンドの微粒子でコーティングされた強靭な特殊繊維の布と強度と弾性を兼ね備えた特殊合金の骨組みで出来ていて、石突はカバーを外すと突剣になっている。 ガンランスのように先端をガス圧で射出することが出来、まともに食らえば戦闘型魔人も即死する威力を誇る。 傘術の技 雨月:基本の突き技。 篠突く雨:雨月の連撃。 雨流:開いた傘を回転させ、攻撃を弾く防御の技。 雷閃:高く跳んで頭上を取り、頭部に刃を突き立てる殺人技。 雨竜:雨流で攻撃を弾きながら突進し、刺突で仕留める技。威力は最も大きいが、雨流はただでさえ視界を遮られる技なので、その状態での突進は諸刃の剣である。 蛟:傘術の歩法。大地を滑るような不思議な動きで駆ける。達人は短距離ならば水上を滑ることも出来る。 特殊能力:『睫毛の虹』 大気中の水分を利用して光の反射や屈折を操り、幻影を見せる能力。乾燥していると使えない。 光学的な能力のため、どれだけ精度が高くても付随する情報(車のエンジン音や料理の匂いなど)は再現できないのが弱点。 このキャラクターを彩る物語 プロローグSS 投稿した幕間 ドキ! 男だらけの温泉大会~コロシもあるよ~【第二回戦前幕間】 浄罪の雨【第二回戦前幕間】 黄金の水【第二回戦前幕間】 サムデイズインザレイン【エキシビジョン以降幕間】 雨竜院雨弓エピローグSS【エキシビジョン以降幕間】 登場する幕間 幕間SS・残された者達【第一回戦前幕間】 プロローグのような幕間SSのような何か【第一回戦前幕間】 姫将軍と偽名探偵のファントムルージュ感想戦【第二回戦前幕間】 ネタに詰まったら学園化しとけ【第二回戦前幕間】 九鈴蝦地獄【第二回戦前幕間】 九鈴ちゃんの告白【決勝戦前幕間】 内亜柄影法~エピローグ~【エキシビジョン以降幕間】 雨竜院雨雫・死の3日前の話【エキシビジョン以降幕間】 黄樺地セニオエピローグ:世界の合言葉はチャラ男【エキシビジョン以降幕間】 落下停止【エキシビジョン以降幕間】 予告編テイストなエピローグ【エキシビジョン以降幕間】 猪狩誠 前のキャラクター|次のキャラクター エルフの元女騎士ゾルテリア
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第三回放送までの本編SS 【日中】 NO. タイトル 作者 登場人物 121 分身出来ると思った?残念枯れちゃいました! ◆OmtW54r7Tc バラゴ 122 温度差 ◆gry038wOvE 涼村暁、黒岩省吾、西条凪、石堀光彦、ゴ・ガドル・バ 123 You make me happy 蒼乃美希、天道あかね 124 ポイ捨てはやめましょう 溝呂木眞也 125 届かない、M/─僕はここにいる─届かない、M/ Nothing Lasts ForeverEにさよなら/仮面ライダー!あなたたちを忘れません!!Eにさよなら/龍道(ドラゴンロード) 大道克己、一条薫、響良牙、花咲つぼみ、村雨良、冴島鋼牙 126 放送と悲しみとそれぞれの想い御大将出陣 ◆OmtW54r7Tc 左翔太郎、佐倉杏子、梅盛源太、アインハルト・ストラトス、明堂院いつき、血祭ドウコク 128 あっ人間が焦げる!電撃怪人出現 ◆gry038wOvE 沖一也、ン・ダグバ・ゼバ 130 運命の鳥(前編)運命の鳥(後編) ◆7pf62HiyTE 天道あかね 131 悲しみの放送! 想いを忘れないで!! ◆IdwfK41Ttg 一文字隼人、桃園ラブ 132 人形遣いと少女 ◆gry038wOvE 孤門一輝、高町ヴィヴィオ、ダークプリキュア 133 崩落の呼び声 ◆OmtW54r7Tc モロトフ 134 Uに一人だけの/ダグバの世界Uに一人だけの/COSMO BLAZER ◆7pf62HiyTE 沖一也、ン・ダグバ・ゼバ、モロトフ 137 街角軍記 ◆gry038wOvE 梅盛源太、アインハルト・ストラトス、明堂院いつき、左翔太郎、佐倉杏子、血祭ドウコク、蒼乃美希 140 Lの雄叫び/逃避 ◆OmtW54r7Tc 冴島鋼牙、花咲つぼみ、泉京水、相羽タカヤ 【午後】 NO. タイトル 作者 登場人物 129 復讐の美学 ◆gry038wOvE バラゴ 135 死神の祭典(第1楽章 悪魔の祝宴)死神の祭典(第2楽章 戦場にて)死神の祭典(第3楽章 超光の祝福) ◆7pf62HiyTE 石堀光彦、西条凪、溝呂木眞也、ゴ・ガドル・バ、涼村暁、黒岩省吾 136 Another ◆OmtW54r7Tc 結城丈二、涼邑零 138 A New Hero? ◆gry038wOvE 一条薫、響良牙 139 地球に生きる僕らが奇跡未来予報はいつも晴れ モロトフ、一文字隼人、桃園ラブ、天道あかね、涼村暁 142 Jなき戦い/殺戮者─ジェノサイダー─Jなき戦い/夢想者─デイ・ドリーム・ビリーバー─ 石堀光彦、西条凪、溝呂木眞也、ゴ・ガドル・バ、黒岩省吾 144 金の心を持つ男 沖一也 145 赤く熱い鼓動(前編)赤く熱い鼓動(中編)赤く熱い鼓動(後編) 佐倉杏子、左翔太郎、血祭ドウコク 147 終わらない戦い。その名は仮面舞踏会(マスカレード) ◆LuuKRM2PEg 冴島鋼牙、花咲つぼみ、一条薫、響良牙、相羽タカヤ、泉京水、バラゴ 152 Aが求めるもの/やがて怪物という名の雨Aが求めるもの/悪魔のしっぽ ◆7pf62HiyTE 黒岩省吾、天道あかね 153 確認 ◆p/mj97JjWE ゴ・ガドル・バ、石堀光彦、西条凪 155 騎士 ◆gry038wOvE 冴島鋼牙、相羽タカヤ、バラゴ 【夕方】 NO. タイトル 作者 登場人物 141 仮面劇のヒーローを告訴しろ ◆gry038wOvE 結城丈二、涼邑零 143 解放されしライジングドラゴン ン・ダグバ・ゼバ 146 Bad City 1 Shape of my HeartBad City 2 Power of ShineBad City 3 Ghost in the ShellBad City 4 I Don’t Want to Miss a ThingBad City 5 星を継ぐ者-Shooting Star- 蒼乃美希、明堂院いつき、アインハルト・ストラトス、梅盛源太、沖一也、高町ヴィヴィオ、孤門一輝、ダークプリキュア 148 悲劇の泉でやりたい放題です! 花咲つぼみ、一条薫、響良牙 149 幾千光年孤独 血祭ドウコク 150 暁とラブ 胸に抱く誓い! ◆LuuKRM2PEg 桃園ラブ、涼村暁 151 フィリップ少年の事件簿 謎の幽霊警察署殺人事件 ◆OmtW54r7Tc 孤門一輝、高町ヴィヴィオ、沖一也、明道院いつき、蒼乃美希、左翔太郎、佐倉杏子 154 暁の決意!決着は俺がつける!! 涼村暁、桃園ラブ、石堀光彦、西条凪 156 哀しみの泣き声、ふしぎな宝石を見つけました!!悲しい叫び声、明かされる真実です!!響く歌声、空色の約束を交わします!! ◆7pf62HiyTE 響良牙、花咲つぼみ、一条薫 157 ひかりのまち(前編)ひかりのまち(後編) ◆gry038wOvE 涼村暁、桃園ラブ、石堀光彦、西条凪、ン・ダグバ・ゼバ 【第三回放送】 NO. タイトル 作者 登場人物 158 第三回放送X ◆gry038wOvE ゴハット、加頭順、吉良沢優、サラマンダー男爵、ラ・バルバ・デ、ラ・ドルド・グ、脂目マンプク、美国織莉子、アリシア・テスタロッサ、プレシア・テスタロッサ、ニードル 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで ゲーム終了まで
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2012年05月08日 (火) 23時50分-鈴生 れい 物語を書き終えた二十九時。原稿締め切りまで実質後二時間。予定調和的に締め切り前日に本文書き出し、いつものごとく徹夜だけど、頭はすっかり冴えている。冴えてはいるが一歩踏み外せば睡魔蔓延る谷底へ真っ逆さまといった具合。 そんな中、一応の推敲を終え一通り物語を書き終えて今の時間は・・・・・・っといけない、思考がメビウスリングに。 ・・・・・そう、書き終えて、残る作業は二つとなった。一つは言わずもがな原稿の提出。もう一つは―――物語のタイトルの決定だ。 タイトルに対する持論といえば、キャッチーであることだ。「男子校物語」とするよりは、「イケメンスクールストーリー」みたいな感じのほうがいい(に違いない、きっと) まあいくらキャッチーといえども詐欺の様を呈しては仕方無いので、当然本文の内容を踏まえたものになる。 そこで、今回書いた原稿の内容を改めて整理してみよう。 話としてはいたく王道なもので、簡潔に言ってしまえば囚われの姫様をイケメン勇者が魔王の手から救い出しハッピーエンドの童話。古今東西大抵どこにでもあるファンタジーだが、地味に設定に懲りすぎて設定のほうが本文より文字数多い始末だ。おまけに大半使わなかったし。特にファンタジーには不可欠ともいえる魔法に関しては論文一つ書けますよ教授状態で、せっかくなら今後も生かしたい。 本題に戻るが、「イケメンスクールストーリー」って略称ISSなのかな。だとすると「International Space Station」すなわち国際宇宙ステーションとかぶるな・・・・・・はっ。 タイトル・・・・・・、パッと思いつくのは「王道童話」とか(『どう』が二回あっていい感じ)、「姫様を救い出せ~勇者冒険譚」とか。あ、せっかく設定次にも生かすなら「勇者冒険譚」シリーズとかにして、今回を「勇者冒険譚一」にするのもありか。う~ん、でもそうすると次回への伏線を張っておくのがベストだし、次回策についても多少の構想はほしいところ。 ―――時計を見ると二十九時半。いけないちょっと思考をハイペースに。 伏線、今ならまだ本文の中に張れないことはないし、村人の会話文の中にドラゴン出現なんてのを入れとくのも良いかもしれない。 するとどこがいいだろうか。 あ、誤字見っけ。「魔王」が「菜王」になってやがる。葉っぱの王様か。きっと子供たちを苦しめているに相違ない。 それはともかく、村人との会話のシーンは・・・・・・どこだったかな? えっと、物語の順序は勇者旅立ち→雑魚戦→(中略)→魔王戦→大団円だから。 くそ、ダメだ、思い出せない。仕方が無いから読み直そう。 ―――これ、こっちの表現のほうが良いな。 ―――ここら辺、語尾に「~た。」使いすぎ。 ―――ここ設定と違うな・・・・・・。 あ、いけない気がつけばもう三十時半・・・・・もとい六時半じゃないか。いつの間にか本文読むんじゃなくて推敲になってたし。そういえば村人の会話のシーンなんて無かったし、そろそろ原稿の提出準備に取り掛かりたいし、仮眠も少しは取りたいし、そのためにも加速度的に思考速度をアップさせタイトルを決めなくては。 そうだ、キャッチーさを強くするにはキャッチーなタイトルを真似ればいいのだ。 「我輩は勇者である」、「救出はランチの後で」、「イケメンスクール・・・・・・最後のは違う。 でももしISSをマジで考えるとしたらどんな感じだろうか。やはり女性向けになるのか。主人公は喧嘩に強くて―――ってノー! アイ・ウォントゥ・シンク・マイ・ストーリーズ・タイトル(私は私の物語のタイトルを考えることをしたい)! さっきから地味にISSが鬱陶しい! んなこと考えるんじゃなかった! 国際宇宙ステーション万歳! 閑話休題、いずれにせよ模倣はよろしくないな。特に今考えたのは元ネタが丸分かりだし。 ・・・・・・なんか、こう、いっそタイトル考えてから物語り作るとか、いいかもしれない。こんなに悩まなくても済むのに。というかさっき読んでてあんまり面白くなかった。王道過ぎて反吐が出る。書き直したくなってきた。 だがそんな時間があるわけなし、早いところタイトルをコールして寝るんだ! 私には夢がある! やってしまった・・・・・・。目を覚ませば十四時。あれから八時間も眠りこけてしまった。 しかも薄情なことに携帯電話には一切の着信もメールもなかった。最初から自分は締切に間に合わないと思われていたとでもいうのか・・・・・・。 絶望感に打ちひしがれながら、スリープモードに入っていたパソコンの電源をつけようとしたとき、携帯に一通のメールが届いた。 『よお、明日締め切りだけどもう書けた?』 慌て様光の速度に達さんばかりにスケジュール帳を高速で確認すると、締め切りは確かに明日であった。 一息といわず、十回分ぐらいの安堵の息を吐いた。よかった、自分は締め切りをぶっちぎっていなかった。これで雷を落とされずに済む、そう思ってパソコンのスリープを解除するとそこには――― ―――まっしろけっけになった画面が表示されたのだった。 どうやら、今夜も徹夜は確定事項のようだ。さきにタイトル、決めておこう。 リハビリがてら書いてみました。 シュールを目指すもうまくいかず中途半端なノリのギャグに。 そして漂う内輪ネタ臭。原稿書いた経験のない人に通じるのでしょうか?
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聖槍院九鈴 ■キャラクター名:聖槍院 九鈴 ■キャラクター名読み:せいそういん くりん ■性別:女性 応援画像1|2 キャラクター設定 希望崎学園のOGで、トング道場を営む聖槍院流最後の生き残り。26歳。 父母は核の炎で命を落とし、幼い弟も新型ウイルスによって苦しみながら世を去った。 清掃用トングを手に町のゴミ拾いをするのが大好きで、やや内気な性格。 裏の顔は不法投棄を行う人間を容赦なく葬る連続殺人者。 この世のあらゆるゴミを無くしたいと考えており、瓦礫に覆われた世界を嘆いている。 優勝の暁には、七葉の強大な経済力を利用して瓦礫を全部撤去したい。 【トング道】 リーチに優れるトングにて相手の袖などを挟むことで動きを支配する護身術。 江戸城内のゴミ掃除と警備を担当する御庭番の用いた殺人術を発祥とする。 聖槍院流は古式トング術の伝統を色濃く受け継いでおり、 近代競技トング道では禁じ手となっている打撃や刺突などの技も伝承している。 【愛用武器『カラス』】 昭和基地周辺で採取された隕鉄を素材に、飛騨の名工が鍛え上げた漆黒の名トング。 強靭な耐久性を誇り、神業的な先合わせ精度で対象を確実に把持する。 聖槍院家に代々受け継がれてきた家宝だが、 道具は使われてこそ意味があるという考えに基づき普段の清掃活動でも使用される。 九鈴の能力で犠牲者の血中燐光成分が固定されており、暗闇で光を放つ。 【家族構成(すべて故人)】 聖槍院 駈雷(くらい) 九鈴の父親。享年46歳。 聖槍院流の歴史の中でも指折りの実力を持ったトング士であったが、核には勝てなかった。 聖槍院 朔乃(さこの) 九鈴の母親。享年43歳。 トングの腕はそれほどでもないが、怒ると父よりも怖かったが、核には勝てなかった。 聖槍院 九郎(くろう) 九鈴の15歳離れた弟。享年10歳。 父母の死後は九鈴と共に親類の家に身を寄せていたが、親類共々ウイルスで死亡した。 特殊能力:『タフグリップ』 能力名『タフグリップ』 トングで挟んだ物を、九鈴が望むまで絶対に離さない能力。 高校時代にゴミ拾いをしていた時、なかなかゴミが挟み取れずイライラして覚醒した。 『タフグリップ』による保持は、九鈴がトングから手を放しても持続する。 また、解除は部分的に行えるので、燃えるゴミと資源ゴミをまとめて掴んだ場合とか、 燃えるゴミだけを保持解除して資源ゴミのみを保持し続けたりできるので分別に便利。 発動する際に用いるトングは愛用する『カラス』である必要はなく、 九鈴は大小様々なトングを詰めたキャリーバッグを持ち歩き状況に応じて使い分ける。 このキャラクターを彩る物語 プロローグSS 投稿した幕間 幕間SS・贖罪の天使【第一回戦前幕間】 幕間SS・残された者達【第一回戦前幕間】 トラック野郎・等々力縁寛【第一回戦前幕間】 猥褻がいっさいないトング伝説温泉・前編【第二回戦前幕間】 猥褻がいっさいないトング伝説温泉・後編【第二回戦前幕間】 九鈴蝦地獄【第二回戦前幕間】 九鈴ちゃんの告白【決勝戦前幕間】 雨竜院雨雫・死の3日前の話【エキシビジョン以降幕間】 落下停止【エキシビジョン以降幕間】 予告編テイストなエピローグ【エキシビジョン以降幕間】 番外編 【穴埋めパズル】絵の中にトリニティが隠れているよ!どこにいるかわかったら凄い!(黒田さんとラーメン探偵さんは見分けがつきません) 《トリニティ》vs《沼地の王、ザリ・ガナー》 登場する幕間 ドキ! 男だらけの温泉大会~コロシもあるよ~【第二回戦前幕間】 浄罪の雨【第二回戦前幕間】 ネタに詰まったら学園化しとけ【第二回戦前幕間】 サムデイズインザレイン【エキシビジョン以降幕間】 黄樺地セニオエピローグ:世界の合言葉はチャラ男【エキシビジョン以降幕間】 雨竜院雨弓エピローグSS【エキシビジョン以降幕間】 儒楽第 前のキャラクター|次のキャラクター 高島平 四葉
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< 【back】 【next】 > 向日葵先生と遊んでたら先輩が釣れた 「あ、稔君 お昼休みになったら校舎裏に来なさい いいわね?」 男子トイレで用を足し廊下へ出た直後、金髪ロングのメガネ白衣美人と遭遇 二秒で用件を言われ、五秒後にはもうその姿が無かった 向日 葵(ひなた あおい)先生 何故か毎回、奇妙な仕事の手伝いを頼んでくる我が校の物理教師だ 「貴重な昼休みの時間を浪費したくないけど、行かなかったらまた大騒ぎになるんだろうな」 憂鬱な気分から思わず独り言と溜息が洩れる 「現場の藤宮です。これから校舎裏にて向日葵オン☆ステージが始まろうとしています」 「稔君 遅いわ! そんな事だから敵は金星から月まで来るのよ!」 「スタジオの楓さ~ん、今の台詞の解説をお願いしま~す」 校舎裏に植えられた楓の樹(樹齢?歳 擬人化妙齢美女)に話を振ってみるものの、答えは返って来なかった 「・・・・まさか・・・・稔君まで奴らに洗脳を・・・・」 流石にこれ以上続けると自分の身が危険に晒されそうな予感がする 「いやいや、この資材の山と変な機械群を見たら誰でも現実逃避したくなりますよ」 木材、竹材、ロープ、アンテナ、針がブレまくる計器類の類、演算を続ける数台の大型電子機器、羅針盤、メトロノーム それらを繋ぐ大小のコードが犇(ひしめ)き、地を這うミミズの如くウネウネと何処かへ伸びている アルコールランプで熱せられた紫色の液体がボコボコと煮え滾り、黒色火薬のような粉が天秤に揺られリズムを刻んでいる 無数の歯車で箱状に組み上げられた物体からは数本のレバーが飛び出していて、これが何の役に立つのか予測すら出来そうにない その奇妙なオブジェが持つ幾何学的な、それでいて非幾何学的な構造は常人には理解出来ないある種の美を感じさせていた コメディ映画に出てくる狂った科学者の実験室のような光景に正気を奪われそうになる 「んで、俺に何をさせたいんですか?」 「アメリカ・マサチューセッツ州、ミスカトニック大学の神智学研究グループと友人から送られてきたデータを元に奴らを捕獲するの」 「友人って例のランドルフ・カーター氏ですよね・・・・」 「そう、いい稔君? あの植え込みは先月の二十七日、園芸部の女の子が枯れ枝で指を刺したところ」 なんの変哲も無い植え込みを指差す先生 「そして、あの樹は枝に積もった根雪が今月初めに男子生徒の頭に落ちて来た所」 と、今度は先ほどの楓さんを真剣な目で見つめる 「この二つの特異点を結ぶここ! 今、私が立って居るこの場所に罠を仕掛けるのよ!」 程なくして木材とロープを使った罠が完成した 日向先生のお手伝いは稀に技術が身に付く事がある ジャングルでゲリラ戦をする兵士か船乗りにでもならない限り、ロープワークやトラップ作成知識が将来役に立つことはないだろうが 「えらく原始的なトラップですね、あの機械群は使わないんですか?」 「Simple is the bestよ! 気にしたら負けだわ あとはこの餌を配置すれば・・・・」 包装されたままのメガマッ○を地面にそっと置く仕草が少し可愛いらしい じゃなくて! 「先生、いくらなんでもその餌は無理ですよ」 「どうして? 美味しい物に釣られるのは宇宙の真理よ! 奴らとて例外はないわ」 「・・・・・自分で掛からないでくださいよ? 三度目は助けませんからね」 「うっ、だ、大丈夫よ それより稔君 放課後、奴らが捕獲されてないか見に来てくれないかしら?」 「特に用事はないからいいですけど」 「私は職員会議ですぐに来られないからお願いね、本命は夜間だから捕獲されてなければ罠はそのままでいいわ」 不意に五時限目の予鈴が鳴り響き、俺の貴重な休み時間は終わりを告げた 放課後、無駄だとは思いつつ校舎裏へと向かう 万が一、野良猫や野良犬が掛かってたら可哀想だ 「先生が言ってる【奴ら】ってどんな姿してんだ?」 ちょっとした遊び心から空想してみる ーぶよぶよと定まらぬまま、丁度ナメクジの触手の如く突き出し白濁した眼球はピンポン玉大 ー蛙のようなイボだらけの胴体は、腐敗臭がするゼリー状の粘膜に覆われた醜怪な肉の塊により構成され ー緑色の体液らしきものが青白い表皮を通して体内で流動している様子が窺える ー猛禽類の鉤爪を具えた手先からはどろどろとした猛酸性の毒液が滴り落ちて刺激臭を漂わせ ー出鱈目に生えた触手がてらてらと虹色に鈍く輝き、誘うような動きを繰り返す 気分が悪くなった そんな生物がいたら悪夢以外の何者でもない くだらない妄想を振り払い、校舎の角を曲がるとそこには・・・・・・・・ 罠に嵌った早紀先輩が海老反りになりながら地面に倒れていた 捕縛された先輩の体には数条の縄がキツく食い込み、豊かなボディーラインをいっそう強調させているかのよう 焦点の合わない瞳は熱っぽく潤んで彼方を見つめ、開いた口から流れた唾液が紅潮した頬へと伝い落ち続けている 「ちょおおおおぉ!! せ、先輩! 大丈夫ですか!?」 予想外の事態に混乱しながらも駆け寄って罠を解除し始める 「み・・・の・・る・・・くん?」 「そうです! 藤宮ひめの弟の稔ですよ」 声をかけながら手早くロープを解いてゆく 単純な罠だけに、数十秒ほどで救出することが出来た 「どっか痛みますか?」 「えっとぉ」 「なんでこんな見え見えの罠にかかってるんですか?」 「ん~?」 未だ、心ここに在らずな早紀先輩の話を要約すると、 「つまり、財布を忘れたから昼ご飯が食べられなくて空腹のあまり?」 「つい・・・」 「いや、つい・・・で落ちてる物を食べようとしないでくださいよ」 「稔くん、好き嫌いは駄目よ」 「そうぢゃなくて!! あ~もう、先生になんて言えば」 先生? あ、ヤバイかも ガシガシと頭を掻く手を止めて対策を考える 「先輩、お詫びということで今からメガ○ック食べに行きませんか?」 「いいよ お詫びなんて」 腕を組み、口元に人差し指を添えた例のポーズでやんわりと断わる先輩 だがここで引く訳には行かない 「いえ、このままだと先輩が解剖されちゃいますから・・・」 素早く早紀先輩の手を取り、強引に校門へと走り出す 「んもぅ しょうがないな~」 俺は一刻も早くこの場を離れることに夢中で、いつもの口癖を言いながら浮かべた先輩の優しい笑顔を見ることはなかった 終わり 先輩は腹黒いんじゃね的SS 先輩(私的イメージ) 臥薪嘗胆。中国の故事。 昔から好きな言葉で、目的のために耐え忍ぶ様は美しい、と心から思っていた。 「早紀ちゃん遊びに行かない?」 「ごめん今日は無理かな」 「えー、いっつも無理ってー、たまには遊ぼうぜ?」 「あはは、本当にごめんなさい」 こんなくだらない連中にも笑顔で付き合っている自分を褒めたいぐらいだ。 何の因果か、恵まれた容姿に生まれた。 別に私はナルシストでも自己中心的な考えを持っているわけでもない。 テレビや雑誌でもてはやされた人間と自分を相対評価する。たったそれだけ。 「早紀ちゃんってかわいいよねー。芸能人って言っても通用するよー」 「えー、そういうの自分じゃ分らないよ」 なーんてね。 テレビや雑誌を見て誰それと誰それを比べてどっちが可愛いか比べられるのに、自分が絡んだ途端に分からなくなるはずがない。 だから言うが自分はまぎれもなく綺麗な部類に入る。 簡単だ。相対評価しただけなんだから。 「先輩って綺麗だけど性格悪いっすよね」 「そう?」 そして、自分は相対評価すれば性格が悪い、とも。 1月、受験やら何やらで忙しい人が多い中、とっくに合格した自分はといえばずっと 学校で友達の面倒を見ていた。 「早紀、ここの文法分かんないんだけど」 「あ、それはね…」 もっとも、こちらは友達と思っているわけではないんだけど。 だからといって付き合いをないがしろにして友達がいない、となると社会的ステータスは不利。 そんなわけでこうして放課後の時間を使って勉強を教えてやっている。 「あー、センター試験まで時間ないのにこれじゃ終わりだよー!」 「まだ大丈夫だよ、諦めないで!」 と、気休めを言ってあげるのも友達付き合いのパターン。 まったくずいぶん友達がいがあるな、あたし。 「あ、ところでさー早紀、昨日のアレ見た!?」 「アレ?」 「アレだってほらテレビでやってたやつ!」 アンタ勉強なさいよ。2つの意味で。 ピーピリリー♪ 「あ、早紀ちょっとごめん携帯鳴ったから!」 「うん」 やれやれ。 こんなので友達だっていうから頭が痛くなる。 「あーもしもし?あ、タカシ?今学校の人に勉強教えてもらってるのー」 が、学校の人・・・? 「あーうん分かったー、すぐ行くー!」 ………ちょっと待て。 「ごめん早紀!用事出来たから行くね?じゃ!」 ………いや、何も言うまい。 「ね?このホットいちごミルクも捨てたもんじゃないでしょ?」 「うん、おいしい」 「よーし自身を取り戻した!実はこれ伊万里に言ったら不評で・・・」 「アハハ・・・・けど藤宮くんのおごりでいいの?」 「まあ俺が勝手に飲ませたんですから」 帰り際、1つ下の後輩“藤宮稔”に出会った。自販機の前で。 正直に言えばこの子は“苦手”だ。できれば会いたくない。 しかし別段することもなかったので、彼の誘いで空いた教室でこうして飲み物を飲んでいる。 あーでもこれ、ほどよい酸味が鼻を抜けていっておいしいなー。 「幸せそうに飲みますねー」 「だって美味しいから・・・」 というかそんな顔してた? 「ってかププ…!飲ませておきながら言うのもアレですけど似合わないっすねー早紀先輩!!」 「な、なにが?」 「早紀先輩って優雅に紅茶飲んでるイメージあったから」 ほっとけ。 こういったものも好む、まぎれもなく一般大衆の一人だ。 「で、先輩なんでこんな遅くまで残ってたんですか?」 「ん?ちょっとクラスメイトに勉強を・・・」 ……。 「早紀先輩ってばそういう偽善好きですよねー」 「あ、またそうやってバカにするんだね?」 「だって本当はやりたくないでしょ?」 「・・・」 この子は、正直苦手だ。 「こんな放課後残ってまで勉強教えて、しかも相手は途中で帰っちゃうとか。俺だったら殴ってますよ」 「・・・暴力反対」 「まあ先輩ってそうやって苦労してる自分が好きだからなー」 「藤宮くん?いいかげんにしないと怒るよ?」 「すでに怒ってませんか?」 「ギロリ」 時々、この子の一つ一つの言葉がグサッとくる。 でもその言葉が胸の固まった心を溶かしてゆく。 「は、ハハ、冗談っすよ冗談!!怒んないでくださいよ!」 「怒ってないよ。もう勉強教えてあげないけど」 「ちょっとそれは困るっすよ!今期ヤバいんすよ!」 そして、どこまで自分の本心か分からなくなる。 それは心地よくて… 「なーんちゃって。ジュースおごってもらった分は返すよ」 「あぶねー!ジュースおごっておいてよかったー!!」 苦手なのに、こんなやつ。できれば会いたくない。 会う前はそう思って。話してる途中でそんなこと忘れて。 いつのまにか次に会う約束までしていて。 「おごってもらった分だけだからね」 「先輩を1時間雇うと幾らになるんですか?」 「1000円」 「安っ!」 「・・・・ねえ別のこと考えてないかな?」 「あっ、いや・・・・ま、まさかアハハ・・・さあジュースも飲み終わったし帰りますか!!」 そして別れる時に“苦手”なんだと再び思い出す。 「あ・・・うん」 「じゃ、夜道には気をつけてー!」 別れるのがこんなにも辛くなるから。 だから、会いたくない。 < 【back】 【next】 >
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ランブルフィッシュ 太平洋に浮かぶ小島、小笠原の海に夕闇の帳が下りる 水平線を朱に染めた遥かな紅玉と入れ替わりに、その光を受ける無垢な真珠が天に昇る。 天蓋は紅藍の狭間に染まり、気の早い観客がその座を占め始めていた。 是空と素子は学校から程近い砂浜に訪れた。 是空はいまだに信じられない思いがする。 あの原素子が自分の隣を歩き、息をし、そして彼女と会話を交わしているのだ。 彼女に会うために駆けた幾千の戦場。その褒賞として彼女に万感を込めた一言を贈るチャンスを得た。 しかし願いを成就した今も彼女への思いは細ることなく、ますます確固としたものになるのを感じていた。 是空は素子との時間を、藩王としての責務と個人としての恋情を両立させなければならなかった。 藩王としての仕事は学校で終わり。ここからは大事な彼女との時間だった。 潮騒のなか並んで歩く二人。 月光の下、白砂に青く浮かびあがる妙齢の女性。そのあでやかさと、つかの間見せる危うさにより彼女から目を離すことを許さない。 素子が砂浜を歩くそのたたずまいがあまりに現実味に乏しく、不意に切迫した思いが胸を突き、是空は思わぬ言葉を掛けていた。 「寒くない?」 自分の言葉を聴いた是空は、亜熱帯の島で使うことの少ないその言葉の間の抜け具合に動揺したが、こぼれたミルクは戻らない。 是空の視界の素子は、口元に猫科のいたずらげな笑みをたたえつつ是空に振り向いた。 「29度が?」 素子の目が是空を見る。 からかうような、そして彼女の生き方のようにまっすぐな目は、是空が浮かべる自嘲とも羞恥とも、それらを見せないようにする虚勢すらも読み取っていたのだろう。 しかし素子は単なる少女のようにたわいもなく笑った。 彼女はいかに浮世の泥土にまみれてもどこか純粋な部分が残っており、それが時たま顔を見せる。 その部分がたまらなくチャーミングなのだと彼女の信奉者達は考えていた。 素子の笑顔に救われた気分になった是空は素子の横に並ぶと、気を取り直して会話を続けた。 「公式には初デートになるのかな? ここのところ藩王会議会議の毎日で、すまんかった」 是空は手刀を眼前に立てつつ、ちょっとおどけた様子で目礼までして見せた。 「あら、こっちはこっちで楽しんでるから」 素子は軽く答える。 それはそれで寂しいものなんだがな、と是空は思いつつ真摯な顔で素子の横顔を見つめた。 是空の視線の意味に気づいた素子は、またもやいたずらげな笑みを浮かべる。 無言の視線で是空の言葉を促す。 是空は大事に暖めてきた思いを言葉に乗せる。 「素子、君にちゃんと言いたいことがあったんだ」 静かにそして決意に満ちた言葉。 「あら、それは外向きの話? それとも……」 素子は軽やかに言葉を返す。 「いや……個人の……」 是空の思いの丈が言葉を途切らせた。 素子は是空の言葉を咀嚼し吟味するように間を置くと、是空の目を覗き込んで言った。 「んー。どうも信用ならないのよね」 そうしてまたいたずらげに微笑む。 是空は理由の無い焦燥感に駆られつつも、表面上は「おいおい、なんてこった」と両手の手のひらを上に向け肩の高さに上げそうな表情で、しかし本当に伝えたいことを告げる。 「お前に同一存在が居れば、今の俺とお前の影響を受けてきっと幸せになってるだろう。俺はすべての世界のお前を幸せにする漢だから」 素子を見つめつつ是空は更に続ける。 「たとえお前がほかのヤツの女だったとしても関係ない。どんな世界でも、俺はお前が幸せになるために働いてるはず。そういう良い話なんだぜ」 最後に是空はおどけて見せた。 真剣さを軽さのオブラートに包んでみせる。 本心を見せることに羞恥を覚える年長けた男の処世術の仕業であろう。 そんな是空に素子は言う。 「貴方の言葉には、いつもすこし嘘が混じってる」 是空はいつしか受身に立つ自分を自覚した。 「アイドレスでは有名なんだぞ。『女にはウソはつかない』」 次の言葉で体勢の立て直しを図る。 「お前さんが記憶喪失になろうと、時間犯罪者になろうとそれだけは真実だ」 「私の同一存在は全部死んでるわ。私の主観ではなね。200年も前の話」 素子は何の動揺も無く事実を伝えた。時間の超越者が持つ達観が素子に現れる瞬間、是空は彼女が只人ではないと無いと思い知らされる。 是空はひるまない。彼女に届けと言葉を繋げる。 「じゃあ、俺は目の前のキミを全力で幸せにする。だから、戦場にも出す」 素子は是空から視線を外していた。 「はいはい。そうでしょうね」 せっかくの言葉が取り合ってもらえない焦りを感じた。 レイカのエピソードを出し、場の雰囲気を変え流れを取り戻そうとした。 是空は思いを言葉で補うために素子に言った。 「俺は俺の手の届かないトコで死ね。と言うのは基本的に嫌なの。俺かお前が死んだら俺たちの国はお終いなんだからな」 そして最後はやはりおどけて微笑んで見せた。 素子は是空のそんな笑みを横目に見て、小さく息をつくと足を止め月下にたゆとう青い海を見やった。 素子は是空に背を向けたまま、誰に聞かすとも無くつぶやいた。 「私はどうせ、その時その時の男に利用されるだけ。もういいわ、それでも。その瞬間は、嬉しいから」 彼女が経てきた年月にどれだけの出会いや別れがあったのだろう。 情の厚い彼女が刻む年輪はなまなかなものではなかったと思われた。 素子の髪が風をはらみ白いうなじをあらわにした。 青い光の中にそれはあまりに儚げに感じられた。 是空は素子をひとりにしないために彼女の隣に立った。 そして彼女を寂しくさせないために、そして大事に思うがゆえの言葉を告げた。 「はいはい。充分利用させてもらいますよ、俺の幸せのために」 素子は隣に立った是空をニッコリにらむと、その優柔を両断した。 「とおるくん。他人が笑うのを気にしている間はペンギンの奥さんにもなれないのよ」 素子は今日初めて是空を名前で呼んだ。 頭があがらんなぁ、是空は思った。しかし是空は素子に届けるための言葉を惜しまなかった。 小笠原の夜には都会の大気の下では見られない天に輝く星々を見ることができる。 星が降るようだと人は言う。 人は星を掴むことはできるのだろうか。 否、という人もいるだろう。是、という人もいるだろう。 手を伸ばさねばつかめない物事は、手を伸ばさずに是非を知ることはできるのだろうか。 ここに先達が体現した物語がある。 届かぬ手を伸ばし続けて己が星を掴むことをあきらめなかったお話が。 そしてその星が告げる。 「自分次第」と。 至言であり厳しい言葉だ。しかし星は掴めるのだ。 エピローグ 【30分後 小笠原のある波止場】 月夜に浮かぶコンクリートの波止場の上、タイトスカートの裸足の素子に膝枕される是空。 「顔のない男……いずれはそうなりたい…… 俺がお前さんをずーっと覚えてるから許してくれ」 そして是空は寝転がったまま器用に肩をすくめ、おどけて見せる。 「で、また会ったら口説きなおす。楽しみがふえるだろ?」 素子はこぼれるように輝く笑みを漏らす。そして女神は裁定した。 「その言葉には嘘がない」 是空は沸き起こる高ぶりのまま、素直な言葉を告げた。 「素子…… 愛してる」 素子は是空の顔を見つめ、やさしく微笑んだ。 是空の唇に白い人差し指で触れ、その形に優しくなぞった。 指が離れる。 陶然とその感触を楽しんでいた是空が素子を見上げると、笑みの形がその中身を変えていた。 素子は腹腔に「怒」として高まった内圧の命ずるまま、雄雄しく宣言する。 「泣いてエースやめますと、言わせてやる」 是空はそんな素子に魅入られ圧倒されつつ、男の矜持をかき集めてニヒルに笑って見せた。 「逆だね。お前さんにこそ時間犯罪者やめますと、言わせてやる」 波止場の突堤に寄り添いにらみ合う男女が一組。 月明かりに伸びるいびつな影。 上下に結ばれた視線の距離が縮まるとともに、一時の永遠が恋人達に訪れた。 小笠原の夜はその海と同じく青く深い。 潮騒が全てを満たし宵闇は密度を増していった。 九頭竜川 2007.10.9上梓
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< 【back】 【next】 > 夕方 自宅 ほのぼの ガチャ 「稔君、おねえちゃんお腹すいたんだけど~・・・ってあれ?お電話中?」 「あっ、ねえちゃん。ごめん、ちょっと待って」 「あぁ、ごめん毒男。あぁ・・・うん。じゃ、それで。じゃあな、毒男」 「稔君、明日お出かけするの?」 「あぁ、久しぶりに毒男と街までね」 っと、充電器、充電器、最近の携帯は減りが早くて嫌になるな。 ん、あった、あった。 「ふぅ~ん・・・・今度はお土産忘れたらやだよ?じゃ、先に下に行ってるよ」 ん?お土産ってなんだ?・・・ってもういないしな。とりあえず下行きますか。 下に着くとわが姉は、テーブルに座って足をパタパタさせていた。 冷蔵庫を開けてみると、買い置きの野菜とともにカレーのルーが残っていた。 「カレーでいい?」 「いいよー」 なんとも能天気な声だこと、すこしは手伝おうとしてくれてもいいんじゃないのかねぇ。 まぁいいや、心の声を放置してまず玉ねぎから片付けていくかな。 「ねぇ、何かすることない?」 二つ目の玉ねぎを刻んでいるところで声をかけられた。 「珍しいな、明日は雹でも降るのか?」 笑いながら答えると 「ふっふっふっふっふ・・・・・がぶっ!」 「おぉぅい、何をするだー!!」 こ、こいつ、なんて危険な奴なんだ、いきなり人の首に噛み付くとは・・・ 「んっふっふっふっふ、豹になってみました」 「字が違うだろうがッ!それに俺はサバンナを駆け回るインパラやらじゃなく人間だッ!」 「細かいことは気にしない、気にしない。それで、なにかやることないの?」 はぁ、泣く子とねえちゃんには勝てないな・・・ 「まったく・・・じゃあ、ジャガイモ頼むわ」 「わかったー」 ふぅ、振り回されッぱなしだな、俺・・・ 「ん~、やっぱり姫が、手伝っただけあって美味しいねぇ」 「皮むきだけじゃないっけ?」 「うるさいな、皮むきも大切な仕事だよ?ん、いつもと違うけどこのお肉、何の肉?インパラ?」 お姉さま、まだそのネタ引きずるのですか? 「んなわけあるかよ、マトンだよ。」 「ふーん、ねぇ、明日、遊びに行くんだよね?」 「ん、あぁ、街までね」 答えながらスプーンを動かす作業に戻る、んー、我ながらよくできてるな 「お友達と仲良くするのもいいけど・・・・ お姉ちゃんのこと忘れちゃだめだよ?」 「こんな手のかかるの忘れたくても忘れられないよ」 笑いながらのってくるだろう答えを答えたが 「そう、ならいいの」 ん?いつもと違うな 「さてと、稔君食べ終わった?持ってきたいんだけど・・・」 「ん、あぁ、はい」 「じゃ、持ってくね・・・あっ、そうだ、ねぇ稔君・・・」 「ん、何?」 「今日一緒に寝てもいい?」 はぁ、いきなり何を言ってるんだ、この姉は頭が痛いな 「いいわけないだろ、一人で寝てくれ」 無下に断ると、頬を膨らませながら 「稔君のけちッ!!」 そう言って台所への扉から出て行った。 < 【back】 【next】 >